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           ビルのフロアを借り切って映画の撮影をするクルー達。

           クランクアップ目前のその日、ドアにはなぜか鍵がかかっていた。

           途方に暮れる一行。

           すると、彼らとは別にドアが開くのを待っているという人々がやってきた。

           ドアの向こうを巡って繰り返される噛み合わない会話の間から、

           夢に生きる若者達の今が見え隠れする。


           ・・・果たしてドアの先には何があるのか、あったのか。




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突然の雨に傘の用意もなく、取りあえず近くの屋根の下に潜り込む。
そこには他にも雨から逃げてきた人たちが居て、何時止むのか分からない空の行方を案じながら、まるで片足で立ったまま眠るフラミンゴのように微動だにしない。そして気がつけば自分も片足を上げて眠ってしまい、そして隣のフラミンゴにそっと恋をする。高ぶった心をいさめるように小声で歌うと、まるで「かえるの歌」のような輪唱がソプラノ・アルト・テナー・バスの声を織り交ぜた大合唱となって大地を揺るがし雲を切り裂くのだ。ラリホーラリホー!気がつけば雨は上がって、人々は散らばり誰一人居なくなる。そんな夢。 果たしてどこかに自分と同じ夢を見ている人はいるのだろうか?思わずそんなことを考えてしまうのは、自分の夢に魅了されているからなのだろう。いい年をして映画の世界に飛び込んできた中年男。彼の夢に振り回される若者達の、夢のような物語。 全く、恥ずかしいったらありゃしない。  ・・・・・・・・・・・

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<作・演出> 横田修

筑波大学卒業後、92年に劇団【青年団】入団。平田オリザに師事。 97年に青年団若手自主公演『お茶と説教(作/岩松了)』を演出後、独自の展開を目指し退団。99年、【タテヨコ企画】旗揚げ。劇場に拘らず、ギャラリーやホンモノの幼稚園を会場に演劇作品を発表。空間と存分に遊ぶ演出に定評がある。ワークショップ活動も積極的で、幼稚園生から大学生まで幅広く実践している。2002年、桜美林大学総合文化学科演劇コース非常勤講師就任。現在に至る。
※タテヨコ企画公式サイト:http://tateyoko.com/index.html